有田で作られる「結一カップ」は、アイデンティティを磁器に写した一客です。意匠の根には、YUICHIのロゴの「Y」。文字は単なる図案を超え、構造となり、律動となり、器の表面を動いていきます。
繰り返されるYの文様は、収束と広がりを同時に描きます——三つの方向が、一点で出会うかたち。職人と使い手、伝統と現代、日本と世界の「出会い」の象徴です。金彩が輝きと奥行きを、藍の輪郭が構成の明さを支えます。
かたちはあえて古典的に。文様に物語を委ねました。コーヒーを注げば、漆黒の面と光を含む白磁、精緻な装飾が響き合います。